2017年1月21日土曜日

プレハブの建物作ります⑨

U字溝の設置を先に終えていよいよ本体の設置になりました。今日の予報では雪。寒い…でも雨も雪もたいしたことなくてよかった。
外溝は最後に施工するのが通常なのですが
今回は先に設置することにしました。

30tレッカー(クレーン)を据え付けて
ユニットを吊り上げ、順に設置していきます

基礎のアンカー位置と鉄骨土台の
ボルト穴位置が合わなければアウト!
そのクリアランスは±2ミリ!

2017年1月17日火曜日

プレハブの建物作ります。⑧


コンクリートの養生期間が経過し所要の強度が出たので今日は型枠材を外します。外してコンクリートに不具合が起きていないか・・・少々ドキドキの日なんです。
立ち上がりの型枠材を外す前。
きれいに上がっていてくれ!

問題なしでよかった!親方掃除中!
ついでに電気屋さんが苦労しているところも紹介します。電源の引き込みで一部外部階段部分を埋設で引かないといけなくて一生懸命コンクリートの階段を斫って管路を作りました。この下に給水管が走っていてこれ以上も斫れず、かといって他に管路も作れない状況だったのでコンクリートを打設する前にちょっとした心遣いで”電気ケーブルがありますよ”って書いてあるシート巻いておきました。本当は配管とシートの深度差とらいなといけないのですが無いよりは益しということで・・・。

2017年1月15日日曜日

プレハブの建物作ります。⑦

鉄筋検査はOKでしたので次はベースコンクリートを打設します。打設は時間勝負です。本日は気温も高く最低気温も5℃を下回らないようなのでよかったです。捨てコンとは違い打設量も多いので
ポンプ車を設置して打設しました。コンクリートプラントまでの距離は車で40分です。4tミキサー車で4台の予定。時間内で打ち継ぎしなければなりません。25℃以上で90分以内、未満の場合は120分以内と決まりがあります。打設方法にも決まりがあり適正に作業をしなければ色々と不具合を起こして設計強度や仕上がりの美しさにかかわります。
コンクリート試験用の供試体を試験屋さんが採取して、いざ打設のスタートです!

ポンプで打設するにはコンクリート圧送施工技能士と
いう資格が必要。安全に確実に施工する技能資格です。
横で棒のようなものをコンクリートに差し込んでいますが
加振器(バイブレーター)です。これで振動を与えて締固
ます。締固めとは気泡や隙間が生じないようにすることで
やみくもに加振してもダメなんですね。型枠材や鉄筋に
触れないよう且つ約60センチ間隔で垂直に施工します。

打設完了!表面にセメントペーストが浮き上がり
きれいに反射してます。職人さんは鏝で修正中
パンクもなくてよかった。

2017年1月13日金曜日

プレハブの建物作ります。⑥鉄筋検査しました。

今日は鉄筋検査です。私が設計して監理も行いますから設計図の通りに配筋されているか形を目視検査したり計測したりします。同時に型枠材の隙間や設置状況も見ます。コンクリートを打設するときは結構な圧力がかかるので隙間があるとパンクしたり設置が悪いと膨らんだり曲がったり、最悪は崩れることもあるので何気に重要です。
しかし天気が良くてよかった・・・。
配筋の寸法を確認します。私の設計では150ミリピッチ
コンクリートは砂と骨材(砂利)が練り混ざっています。
法的には
1. 粗骨材の最大寸法の1.25倍
2. 25mm
3. 隣り合う鉄筋の平均径の1.5倍(1.5d)
4. 鉄筋の間隔は、鉄筋と鉄筋のあきに
  鉄筋の最大外径(D)を加えたものとなっています。




鉄筋の被り厚さの計測です。わかりずらいですが赤い矢印が
鉄筋からコンクリート外側の距離です。基礎の立ち上がり部分
にあたりますので法的には4センチ以上、設計50ミリ、最小40ミリ
以上あれば合格です。計測結果は80ミリ。合格!


鉄筋の開きは15センチで合格!


納まりの形が図面の通りか目視検査。
図面の通りで合格!

2017年1月11日水曜日

プレハブの建物作ります。⑤

さてさて、捨てコンが硬化したのでいよいよ基礎つくりに入っていきます。今回は鋼板型枠材を使用してます。木枠だと使用後転用できなければ廃棄することになるのでゴミの発生抑制をしてコストカットとしました。外側の型枠材を設置して鉄筋を組んでいきます。
熟練工が縦筋と横筋を組みます。
縦筋と横筋を結束線で緊結します。
コンクリートの打設は流動圧が高く
しっかりと結束しなければ動いてし
まい、被り厚(鉄筋とコンクリート外側
までの距離)やそもそもの設計強度
が取れなくなります。


鉄筋の加工①
鉄筋の切断は切断機で行います。
鉄筋の加工②
曲げ加工も鉄筋曲機で行います。
鉄筋の加工は基本的に熱を加えて
の曲げや切断はご法度なんです。

鉄筋組が完成!

2017年1月5日木曜日

プレハブの建物作ります。④

明けましておめでとうございます。年末の忙しさに忙殺されて更新してませんでした。さてさて、建物位置を変更して建てることとしました。根切も終わり、基礎を作る準備です。今回はべた基礎を作ります。べた基礎は全面にコンクリートを打ってスラブを作ります。面で建物を支えるので沈下や傾きには強いです。他には土と遮断されるので湿気も上がりづらいです。昨今は布基礎でも防湿シートと防湿コン打ちますがやっぱりべたには及びません。
採石100ミリ敷いてしっかりと転圧
します。きちんと転圧しないと後で
沈下の要因にもなります。
締め固めした採石面に捨てコン
厚の打設目安に鉄筋を打ち込ん
でいます。赤丸はレーザーレベ
ラーの受信機。基準面に本体を
設置して高さが合うと音か鳴り
ます
打ち込まれた鉄筋。この頭まで
捨てコンを流します。捨てコン
は採石を固めて、ある程度平らに
し、この上に基礎を作ります。
防湿シートを敷いた上から
ネコで捨てコン打設中。