都内品川区某所の新築戸建て(木造3階建て)のオーナーからエアコンの設置依頼がありまして、
工事してまいりました。暑かった。
3階建てですから当然ながら足場が必要です。
鳶さんに頼んで単管足場をかけました。
隣地との距離がないので今回は抱き足場です。
5台の設置で3階に3台ですからしっかりとかけます。
エアコンを設置するにあたり冷媒管とドレンを通す穴を壁に開けます。
がっ!ここが問題です!
やみくもに開けると構造を痛めます。ここには最大の注意を払わないと
応力がかかりますから地震がきたら大変なことになってしまいます。
このエアコンの設置場所は建物の角の部分、掃き出し窓の横の壁面です。
角の壁面には大方筋交いが入っています。エアコン内機の配管取出位置
と筋交位置の取り合いを予想して室内側のボードを開けます。(赤丸)
拡大 |
見えるでしょ。これ、切ったり欠いたりしたら意味がなくなります。
さらによく見ると筋交いの右下に外壁側の穴がちょっと見えます。
少しずらして配管を通しやすくします。構造用合板でも同じで柱
際は少し離して穴を開けます。
開口位置(今回は図面があったので楽でした)を指示して開けまし
たので問題なく貫通しました。
設置完了です。
ルームエアコンは電気屋さんやエアコン屋さんが取付けることが
ほとんどでしょう。でも、意外とこんなことを知らないというか気が
付かない人たちが多いんですよ。専門職ですから電気や設備の
ことは明るいけど建築のことは・・・・??
量販店の設置部隊なんかは安い取付代で、゛数こなしてなんぼ″
の人たちが多いので何も考えずに”ガーッ“って開けてますよ。
あなたのお家大丈夫ですか?
エアコンの設置も承ります。量販店よりは高いですが・・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿